2009年11月30日

問題用.jpeg

いきなりこんな写真を見せられて、びっくりしましたか(笑)
では問題です。これはいったいなんの写真でしょう?
見た感じ、ちょっと不気味な顔をした太陽、といったところでしょうか。
これ、大きなヒントです。

・・・

・・・

・・・

正解は大阪の万博公園にある「太陽の塔」の裏側なんです。
太陽の塔自体は有名ですが、裏にも顔があるなんて知っていましたか。
参考までに正面からと裏からの写真を掲載しておきます。

表と裏.jpeg

先日、万博公園に紅葉を見に行ってきました。
ネットで下調べをしていたときに「太陽の塔には裏にも顔がある」ことを知り、
はたしてどんな顔なのか興味津々で出かけたところ、
この表情(!)に出くわした次第です。

ちなみに顔にはそれぞれ意味があって、
正面にふたつあるうちの金色の部分は「未来の顔」、胴体部分は「現在の顔」、
そして裏側は「過去の顔」なんだそうです。芸術はよくわかりませんが、
裏側の顔は無表情というか「悪人顔」ですよね(笑)

この太陽の塔に限らず、世の中には「表の顔」と「裏の顔」があるものです。
犯罪を犯して捕まった人が世間的には
「仕事はまじめで家庭も大事にするいい人」で通っていたりすること、
よくありますよね。あれと一緒です。

今あなたに見えている姿、頭の中に描かれているイメージが
必ずしも正しいわけではないんですね。
現代社会ではむしろ意図的に表の顔を見栄えよくきれいにして、
あなたの前に現れるほうが多いのかもしれません。

もちろんタバコもそうです。今はもう喫煙による健康被害のほうが
表の顔になっている感がありますが、それでもタバコに興味を持ち始めた人や
愛煙家の人にとっては「大人の嗜好品」、「心の友」といった顔が
映っているのではないでしょうか。

タバコ屋の店先や自販機にはさまざまな商品が売られています。
よ〜く見てください。おめかしされたパッケージを身にまとい、
いかにも若い人の喫煙欲求を刺激しそうなデザインになっていますよね。
ちょっと見ただけではタバコとはわかりにくいものまであるほどです。

でも、いくらきれいなパッケージに入れられても、
はたまたどれだけフルーティーなフレーバーを使ったとしても、
タバコの本質は昔からまったくもって変わっていません。
ひとたび化粧を落とせば、どれも同じ素顔をさらけ出すのです。

ぶっちゃけて言うと、タバコなんてイメージで吸わせているようなものです。
どれだけきれいに身繕いをして相手を「その気」にさせるか。
売る側はこの1点に集中して、あなたを終わりなき喫煙の連鎖に
引きずり込もうとしているんですね。偉そうなことを書いているこの私も、
15年間ずっと「その気」にさせられ続けていました。

あなたの目の前にあるタバコ、それはどんな顔をしていますか。
「体には悪いかもしれないが、つきあってみると案外いい奴なんだ」
などと思っていませんか。いまだに厚化粧をしてあなたの前に
現われているのかもしれませんよ。


私のペットです ポチッとしてやると喜びます(笑) → ranking_buta.gif
posted by ふみたか at 22:24 | Comment(1) | 卒煙ナビ

2009年11月19日

カッパ?

すっかり寒くなりました。紅葉シーズン真っ盛りですね。
今年は新型インフルエンザが気になるので必要以上に人混みの中に出るのを
控えているのですが、それでもこの時期はなぜか出歩きたくなります。

ちなみにおととしは大阪北部の箕面(みのお)、去年は京都の嵐山に行きました。
特に嵐山は通勤ラッシュかと思うくらいの混雑ぶりだったのですが(笑)、
それなりに秋の京都を楽しめました。今年はどうしようか思案中です。

…と、すっかりフツーの日記になってしまいました(笑)
では話題をガラリと変えて、クイズを1問お出ししましょう。
「イヌ」は「dog」、「ネコ」は「cat」ですよね。「ゾウ」はわかりますか。

そう、「elephant」です。つづりがちょっと難しくなりますが、
ここまでは大丈夫ですね。では問題です。「カッパ」はなんでしょう。
まずはノーヒントで考えてみてください。

・・・

・・・

どうでしょう、わかりましたか。え、わからない?
いやいや、そんなことありません。あなたも知っている単語です。
答えを聞いたら納得するはずですから、もう少し考えてみてください。

・・・

・・・

ではそろそろ答え合わせをしましょう。正解は「raincoat」(笑)
そう、レインコートです。雨の日に着る「合羽」ですね。
まあクイズというより、なぞなぞといったところでしょうか。

あ、もしかして問題を読んだそばから「河童」のことだと
思っていませんでしたか。確かに例題の流れからするとそう考えても
無理はありませんが、私は「生き物」的な縛りはどこにも書いていません。
あなたが勝手に思い込んでしまっただけですよね。

わからなかった方、決してからかったわけではありませんので、
どうか気を悪くなさらないでください。
白状すると私もこの問題を出されたとき、ずっと「河童」から離れられず、
「合羽」への切り替えができなかったクチなんです。

「思い込み」というタイトルで以前も書いたことがあるのですが、
人間って一旦ものごとを「こうだ」と決めつけてしまうと、
違う可能性を考えたり修正したりすることができにくくなるんですね。

しかもこれって無意識のうちに行っていることが多いので、
「思い込み」に囚われていることを自覚しにくいんです。
これはもちろんタバコにも当てはまります。一例をあげてみましょう。

「ニコチン中毒だからやめられない」
「カラダがタバコを欲している」
「タバコがないとストレスが解消できない」


どれも喫煙者からよく聞かれるセリフです。
私も喫煙していた頃は同じように思っていましたし、
タバコを吸わない人の多くも喫煙者に対してこのようなイメージを
抱いているのではないでしょうか。

でも、ちょっと考えてみてください。
喫煙者は本当にタバコがなければ生きていくことができないのでしょうか。
「生きていく」がおおげさならば、「生活に支障をきたす」でもかまいません。
私にはさきほどのクイズ同様自ら決めつけ、
縛りをかけているように思えてならないのです。

そもそも、生まれた瞬間からタバコが必要な人っていませんよね。
赤ん坊が泣きわめくからといってミルクの代わりにタバコをあげたり、
あるいは落ち着きのない子どもにタバコを吸わせて
おとなしくさせようとしたりする大人など聞いたことありません。

人間誰しも生まれてから十数年ほどはタバコには縁のない、
それでいてなにひとつ不自由ない生活を送っていたはずなんです。
それがタバコを吸い始めたある時期より、
必要不可欠なものと思い込むようになってしまったんですね。

思い込みとはすなわち思考の停止を意味します。
一旦決めつけることで、それ以上考えることをやめてしまうんですね。
ですから、思い込みから抜け出すには思考を再開させればいいんです。
「カッパ」ということばが意味するものは「河童」だけなのかと考えれば、
それほど苦もなく「合羽」にたどり着きますよね。

タバコについても同様に考えてみましょう。
いくらやめられないといっても、寝ている何時間かは吸わなくても平気です。
また、喫煙することでその瞬間のイライラはおさまったとしても、
ストレスの原因そのものまで解消されていないことは、
ちょっと考えればわかることですよね。

厚生労働省の調べによると、平成20年における成人の喫煙率は21.8%。
喫煙者は5人に1人程度となります。では残りの4人はタバコを吸わないから
ストレスがうまく解消できず、困っているのでしょうか。

そんなことありませんよね。喫煙によって解消できるのは、
タバコを吸いたいストレスだけ。しかもその一服が次なるストレスを
生み出しているんです。「ストレス解消は喫煙で」と思っているあなた、
次の一服にその効果があるのか、ぜひ意識しながら吸ってみてください。

思考を働かせ疑問や例外、矛盾などを導き出すことで、
それまでガチガチに凝り固まったアタマが徐々に柔らかくなっていきます。
これがうまく進めば、今まで信じていた前提そのものがおかしいのではないか、
という結論にまで至ることができるんですね。

サルやマウスを使った実験から、ニコチンには依存性があることが
確認されています。だからやめられないのだと結論づけるのは簡単ですが、
人間にはこれらの動物よりはるかに発達した頭脳を持っています。
そもそも「結論づける」という行為自体、思い込みとなり得ますよね。

「カッパ」のクイズを解くのと同じ要領で、
あなたの中に形づくられているタバコの姿を今一度見つめなおしてみる。
これってスムーズに卒煙をする上でとても大切なことです。
個人的には禁煙のための薬やグッズよりも有効だと思っています。

こんどの3連休あたり、紅葉でも眺めながらのんびり考えてみては
いかがでしょう。新たな風景が見えてくるかもしれませんよ。


私のペットです ポチッとしてやると喜びます(笑) → ranking_buta.gif
posted by ふみたか at 18:12 | Comment(2) | 卒煙ナビ

2009年10月20日

呪いの解き方

前回、タバコがやめられないのは知らぬ間にかけられた「呪い」のためである、
という話をしました。あまりにエキセントリックな物言いに引いてしまった方が
いるかもしれませんが、私はいたって真面目に書いたつもりです。
で、「呪い説」を提唱した以上はその解き方まで説明するのがスジというもの。
今回は呪いから抜け出す方法についてお話したいと思います。

…といっても特別難しいことをするわけではありません。
呪いにかけられたからといって、魔法の薬や白馬に乗った王子さまのキスが
必要なわけでもありませんからご安心ください(笑)
実は前回の記事からここまで読み進んできたあなたは、
すでに呪いが解けかけているのです。

どういうことか順を追って説明しましょう。
あなたはこのブログにたどり着くまで、自分が呪いにかかっているなんて
これっぽっちも思っていませんでしたよね。無理もありません。
呪いとは相手にそれと悟らせることなくかけるものだからです。

ここでひとつ疑問が浮かんできませんか。
呪いは人々の思考や行動をコントロールするほど恐ろしく強力なものです。
それほどのものをなぜわざわざこっそりとかけなくてはならないのでしょうか。

実はここに呪いの致命的な弱点が隠されています。
呪いとはかけられた相手がひとたびその存在に気づいてしまうと、
それまでのように効力が発揮できなくなるものなんです。
なにかのきっかけで「私は呪いにかかっている」と自覚した瞬間、
呪いは呪いでなくなってしまうんですね。

ですからまずは「自分がタバコをやめられないのは呪いのせいなのだ」
と自覚することからはじめてください。このとき気をつけてほしいのは、
決して無理やり自分に言い聞かせようとしないこと。
心の片隅にでも留めておいてくださったらけっこうです。

このように考えるだけで喫煙者を苦しめる代表的な呪いのひとつでもある、
「タバコがやめられないのは意志の弱さのせい」という思い込みから
解放されます。どうでしょう、責任転嫁しているように思いますか(笑)
でも実際、タバコをやめるために意志の強さはさほど関係ありません。

あとは楽な気持ちでこのブログを最初から読んでみてください。
記事の中で「常識」や「幻想」と表現されているものは、
そのほとんどが「呪い」と置き換えることができます。
すなわち、読み進めていくうちにタバコにまつわる呪いが
次々に解けていくという、「気づきの連鎖反応」が起こるんですね。

ところで、ここまで読んできたあなたは「タバコの呪いを解くのは簡単だ」
と思ったかもしれません。実際、私もできるだけストレスなく卒煙できるように、
わざと楽観的に書いた部分があることを認めます。ただ正直なところ、
このブログを読めば誰でも等しく呪いが解けるわけではないんですね。

「頭ではわかったつもりだけど、どうしても吸いたい気持ちがおさまらない」。
こういった悩みを抱えている方が多いことも承知しています。
そのような方のために、喫煙衝動への対処法をひとつお教えしたいと思います。

タバコが欲しいと思ったとき、
「これは自分の意志ではなく、第三者によって仕組まれたものなんだ」
と考えるようにしてみてください。
喫煙衝動を自分の内から湧き出た感情ではなく、
他者から植えつけられたものだと認識するんですね。

吸いたい気持ちに苦しんでいる自分を、シラフの状態でいるもうひとりの自分が
冷静かつ客観的にながめている様子をイメージしてもらったら、
わかりやすいのではないでしょうか。あとは意識的に2回ほど深呼吸をすれば、
たいていの喫煙衝動はおさまってしまうものです。

自分を客観視する。このコントロールがうまくできるようになると、
次第に喫煙衝動そのものを感じなくなってきます。
「あなたはタバコを吸いたがっている」という呪いが徐々に弱まるんですね。

念のために言っておきますと、この作業は吸いたい気持ちを
「ガマンして」やりすごすこととはまったく違います。
ガマンとは自分を客観視できないがゆえにとる行動だからです。
あまり難しく考えずに、想像力を働かせて試してみてください。

タバコにまつわる呪いはそれこそいたるところに転がっています。
まずは呪いにかけられている現状を謙虚に受け止め、
タバコについて信じ込んでいる知識に疑問を持つことからはじめてみてください。
新鮮な「気づき」こそが呪いに対する最良の特効薬ですから。


私のペットです ポチッとしてやると喜びます(笑) → ranking_buta.gif
posted by ふみたか at 10:04 | Comment(11) | 卒煙ナビ